映画(邦画)

映画アイアムアヒーローのネタバレあらすじと感想!日本のゾンビ映画だって最高!

2020年7月31日

今回は映画(邦画)のレビューをします。

日本ゾンビ映画の傑作『アイアムアヒーロー』は見ましたか?
まだ見ていない方で気になっていた方も多いと思います!

映画(邦画)「アイアムアヒーロー」鈴木英雄

画像引用元:東宝WEB SITE 映画「アイアムアヒーロー」製作委員会

この記事は、
★映画『アイアムアヒーロー』が気になる!
★原作の漫画を読んで映画にも興味をもったけどどんな内容なのかとりあえず知りたい

という方向けに、映画アイアムアヒーローのネタバレ、あらすじ、感想、続編などについて書きました。

少しでも参考になれば幸いです!

 

もくじ

映画アイアムアヒーロー あらすじ(ネタバレあり)

※あらすじの前に

『アイアムアヒーロー』は日本ゾンビ映画の最高傑作!おすすめする理由

○ゾンビと戦うアクションシーンが爽快である。
○キャストが豪華すぎる!
○キャストの演技がすごい!
○ゾンビパンデミックの演出がすごい。特にパニックシーンがすごい!
○迫力のカーチェイスもある!
○原作通りにグロい、怖い!
○ゾンビがリアルで怖すぎる!

はじまり:鈴木秀雄という男

冴えない主人公の鈴木英雄(大泉洋)は漫画家のアシスタントをしていた。
夢は漫画家として成功することだが、うまくいかない。

職場のアシスタント仲間にも馬鹿にされ、同棲している彼女の黒川徹子=てっこ(片瀬那奈)にも愛想をつかされている。

英雄は、雑誌の編集部に自分の作品を持ち込むが、いつものことながら担当者に相手されない。

その時偶然にも同期の漫画家、中田コロリ(片桐仁)と出会う。
コロリは人気の漫画家になり、編集部からも好待遇を受けている。

英雄は気にもとめていない様子だが、コロリは再会を喜んでいる。

ある日、進展のない英雄に対しててっこはついにキレる。
「いつまでこんな事が続くの!英雄君のは夢じゃなくて妄想っていうの」と怒り、英雄をアパートから追い出してしまう。
英雄の唯一の趣味の猟銃も外に放り出すてっこ・・・。
「売れば家賃ぐらいにはなるでしょ」と怒りはおさまらない。

英雄は玄関の外から反省を述べるのかと思いきや、
「銃の所持許可書だけとってくんないかな?銃刀法違反になっちゃうから」

当然てっこさらに怒る・・・。
これが鈴木英雄なのである。

てっこはなぜか手首に包帯を巻いていた。

英雄は肩を落として夜の公園にいる。
雑誌の週刊スピリッツを読んでいると、表紙は中田コロリの漫画である・・・。
コロリの漫画を読んで「面白い」と恨めしそうにつぶやく。

同期で新人賞を受賞した英雄とコロリだが、現在ははっきりと勝ち組と負け組の差がついてしまっている。

 

ゾンビパンデミックの発生

英雄達職場の3人は夜遅くまでの仕事のせいか、居眠りをしている。
するとてっこから着信がある。
先日の追いだした件を謝っているが、具合が悪そうである。

その時、空には数台のヘリが飛んでいた。

てっこを心配してアパートに帰る英雄。
追い出された為、鍵はもっていない。
外からてっこを呼びかけるが、返事がない。

ポストから中を覗くと、てっこは恐ろしいゾンビのような怪物に変身し襲いかかってきた!

理性を失っているてっこは誤ってドアを噛み、歯が抜けてしまう。
さらにアパートの中に引きずりこまれ、襲いかかられる英雄。

手をかまれてしまうが、歯が無いおかげで重傷は免れた。

何とかてっこを振りほどいた時、後頭部にトロフィーが刺さってしまう。

てっこが絶命してしまい、動揺して外にでる英雄だが・・・。
外はすでに修羅場と化していたーーーー

歩道橋の上から大量の飛行機が飛んでいるのを見る。
職場に来た英雄。
チーフアシスタントの三谷(ドランクドラゴン塚地)は、先生である松尾(マキタスポーツ)をバットで殴っている。

三谷は正常だが、松尾は怪物になっていた。
三谷は冷静に話したり、突然キレ出したり、いつもとあまり変わらない様子。
普段の恨みも積もっている為、松尾をメッタ打ちにする三谷。

怪物に噛まれると感染して、自らも怪物になってしまうと語る三谷。

てっこに噛まれた手を心配する英雄。出血はしていない!
だが、三谷は松尾に足を噛まれて出血していた。

突然、三谷は豹変する。怪物になってしまいそうだ。
しかし、三谷は「俺はクソ虫にはならないー!」
と、自分の首をカッターで切ってしまう。倒れる三谷。

女性のアシスタントも怪物化しており、別の部屋から現れる・・・。

英雄はあわてて外に逃げる。
街には正常の人はいるが、次々とゾンビのような怪物たちに襲われてしまう。
車も激しくぶつかりあっている。
街はゾンビパンデミックが起きていた。

ヒロインの女子高生登場!

大混乱の中、英雄はタクシーに乗って逃げようとする。
すると、1人の女子高生が助けを求めて駆けこんで来た。
名前は早狩比呂美(有村架純)。

近づいてくる怪物に対して、勇敢に猟銃構える英雄。
が、それは空想であった。

そんな間にスーツの男にタクシーに乗られてしまう。

あわててタクシーに同乗する英雄と比呂美。
タクシーは高速に乗り、郊外に逃げようととする。

しかし、スーツの男は手首を噛まれ感染していた。
すぐに男は怪物になり、タクシー運転手の手を噛んでしまう。
大パニックになるタクシー内。

男と英雄は激しいもみ合いになる。
比呂美の協力もあり、男を車外に突き飛ばす事に成功する。

だが、手を噛まれた運転手も怪物になり、普通にも運転できない。
タクシーは猛スピードで激突し、横転する。

何とか無事にタクシーから出る二人。
高速道路上も事故した車であふれていた。
それをみて呆然とする二人。

二人はスマートフォンで状況をチェックする。

○感染者=ZQN(ゾキュン)と呼ぶ。ウイルスにより、人格崩壊、肉体異常。
○標高の高い所は感染しない、富士山の上だとウイルスは死ぬ。

上記の情報から、富士山に向かうことにする二人。

富士山に向かうが、比呂美が感染!?

二人は暗い神社で夜を過ごす。
英雄は比呂美の首にZQNに噛まれた傷があるのに気付く。

比呂美は隣の家の赤ちゃんに噛まれたと言う。
英雄は警戒して比呂美に銃を向ける。

すると比呂美は、「撃ってもいいよ。この世にあんまり未練はないから」
もちろん英雄は撃たない。

「(ZQNに)なったら考えよう。ならないかも知れないし。大丈夫、きっとならいない」
「俺が君を守る、安全な所に行こう」

などと、らしくない事を言う英雄。
比呂美は涙をながしてうなずく。

富士山に向かっているが、比呂美が座り込んでしまう。
「私の事撃てないんだから、置いていって」
と言うが、英雄は躊躇している。

突然、比呂美がZQN化の前ぶれのようになってしまう。
もうすでに片目はZQN化している。

ごめんと英雄は1人で逃げる。
近くで作業員らしき人に助けを求めると、ZQNだった。
ZQNに襲われる英雄。
しかし、危ない所で比呂美が現れZQNを倒してしまう。

比呂美は半ZQNのような状態になり、英雄には攻撃してこない。
むしろ英雄を守ってくれているようだ。
はっきりとした会話はできないが超人のようなパワーになっている。
比呂美のパンチでZQNは吹っ飛んでしまった。

偶然にもアウトレットモールが!

富士山に向かう途中、「FUJI ROYAL OUTRETPARK」のカートを見つける。
カートに比呂美を乗せ、アウトレットモールに立ちよる英雄。

アウトレットモールの中も荒れていて人影がない。
不気味な黒こげに焼かれた人らしき姿がある。手を後ろで縛られていて、ぴくりとも動かない。

アウトレットモールでもう一人のヒロイン、藪との出会い

洋服店の革ジャンを試着する英雄。
鏡の前で銃を構えるポーズをするが、元店員らしきZQNに襲われる。
比呂美は眠ったままだ。

間抜けな英雄だが、またもや危ない所で何者かに助けられる。
助けてくれたのは気の強そうな女性。もう一人のヒロインの藪=やぶ(長澤まさみ)である。

藪には多数の仲間がいた。
比呂美が半ZQN化している事をばれないようにごまかす英雄。
比呂美の片目をバンダナで隠す。

藪たちの協力もあり、英雄と比呂美も安全な場所に避難できた。
藪達はアウトレットモールの屋上でテントを張り暮らしてしたのだった。
屋上まではZQNは上がって来れない。

悪者だらけのアウトレットモール

安全な場所に避難できたはずだったが、アウトレットモールは悪者達が支配していた。

リーダー各は伊浦(吉沢 悠)とサンゴ(岡田 義徳)。

伊浦は外見も普通で話し方も穏やか。態度も紳士的でどう見ても悪人には見えない。
武器はボウガンを持つ。

反対にサンゴは見た目もチャラく、口調も態度も悪っぽい。パンデミック前はニートだったようだ。
すぐにナイフを振り回す、見た目のままの危ない奴。

このアウトレットモールは実質、伊浦が仕切っているようだ。
他のメンバーも伊浦とサンゴに従い、悪事を重ねている。

伊浦は英雄の銃をすぐに、クレー射撃用の銃だと見抜いた。
英雄を歓迎したのは銃目当てである。

唯一の味方である藪!

赤の他人である比呂美を救った英雄。
それをカッコいいという藪。

藪は自分の過去を後悔している。
誰かを救えなかったようだ。

唯一の味方であり、唯一の良心的な人である藪。
つまり他は全員敵である。

銃は奪われ、比呂美はボウガンで撃たれる!

英雄の銃を我先にと、多数が狙っている。

伊浦は銃を貸してくださいと言う。
英雄は他人に貸すと法律違反になっちゃうんでと軽く拒む。

「ここの法律は僕です。」
伊浦は冷酷で恐ろしい顔を出す。
比呂美を人質にして英雄に銃を渡せと脅す。

しかし、比呂美は半ZQNのパワーで数人をふっ飛ばす。
その時に片目を隠していたバンダナが外れ、ZQNだとバレてしまう。

伊浦はボウガンで比呂美の頭を撃つ。
倒れる比呂美。

英雄は抵抗するが、あっけなく取り押さえられ、銃を奪われる。
英雄から奪った銃をめぐり、伊浦とサンゴが争う。
サンゴが強引に銃を奪う。

銃を手に入れ主導権を握ったサンゴは、伊浦からリーダーの座とボウガンも奪う。
さらにZQNがいる所への食料調達にも、伊浦を先頭にしてやると笑う。

英雄と藪の後悔

英雄はサンゴの手下たちにボコボコのされてしまう。

藪は比呂美に刺さった矢を抜き、テントの中でひっそりと看護をしていた。
藪は見て来たどのZQNとも違い、脈があると言う。

パンデミック前は看護師だった事と、勤めていた病院の患者を救えなかった事を告げる。

一方、英雄は伊浦を撃てなかった事を悔やむ。
「世界がひっくりかえっても変わらない、何にもなれない」
もううんざりだと、自分の過去を悔やむ英雄。

英雄も食料調達に出される

猟銃を手にしたサンゴは食料調達を仕切る。
先頭はゴルフクラブを持たされた伊浦、二番目は英雄と続く。

英雄は武器としては頼りないプラスチックハンマーしか持たせてもらえない。

食糧庫を見つけ、大喜びのメンバー達。
しかし、突然音楽が鳴り出す。
ZQNが集まって来ている!

途中からいなくなった伊浦の仕業であった!
伊浦は管理人室から監視カメラで調達メンバーを見ている。
そしてメンバー達がZQNに襲われるように仕向ける。

メンバー達は次々とZQNに襲われる。
逃げ場を失った英雄は、食糧庫内のロッカーに隠れる。
いかにも英雄らしい行動である。

陸上DQNが7mの壁を超えた!?屋上は全滅!?

一方、モールの外には超人的な力を持ったZQNがいた。
元陸上選手のZQNである。

陸上ZQNは棒高跳びのようなジャンプで屋上に着地してしまう。
屋上には、食料調達のメンバー以外の女性が多数いた。

映画(邦画)「アイアムアヒーロー」小田と比呂美

画像引用元:東宝WEB SITE 映画「アイアムアヒーロー」製作委員会

屋上の人達はあっという間に陸上ZQNに襲われる
テント内にいた藪と比呂美以外全滅してしまう。

藪のヘルプに、ロッカーからZQNに立ち向かうが、妄想!?

ロッカー内の英雄は動けない。
落ちている無線から、藪が助けを求める声が聞こえる。

勇敢にロッカーから飛び出す英雄だが、ZQNにあっけなく捕まる。
が、これはいつのも妄想だった。

その後も、繰り返し同じ妄想を見る。
勢いよく飛び出しても捕まってしまう・・・。

無線から英雄に呼びかかる声が聞こえる。
それを聞いて決心し、雄たけびをあげる英雄。
今度こそ妄想抜きで、ロッカーを飛び出す。

しかし、ロッカーの外にはZQNがいなくなっていた。
が、突然ZQNに襲われ左手を噛まれてしまう!

なんと左手には高級時計を何本も付けていたので、噛まれた場所は無傷であった!
時計は物資倉庫でちゃっかりもらった物だった。

銃を取り戻した!

無線で「今助けにいきます!」と力強く話す英雄。
ZQNに襲われた時にサンゴが落とした銃を見つける。
やっと銃を取り戻す事に成功する。

伊浦が!ZQNに!?

藪は比呂美をおぶって屋上から脱出する。
車を求めて駐車場にきたが、伊浦が待ち構えていた。

話をするうちに伊浦は、ZQN化してしまう。
原因は不明だが、伊浦は感染していた。

藪に襲いかかる伊浦ZQN。
そこに英雄が現れ、一発で伊浦を倒す。
ついに撃てなかった弱い自分を克服した英雄。

ZQNとの最終決戦!?映画版アイアムアヒーロー最大の見せ場!

車で逃げようと告げる藪。
そこに、襲われたかと思ったサンゴが現れた。
噛まれてはおらず無事なようだ。
変わり果てた伊浦を見てもサンゴは動揺しない。
今度は英雄に従う姿勢を見せ、大量の弾が入ったベストを素直に渡す。

生き残ったのは、五人である。
英雄、藪、比呂美、サンゴ、高級時計をくれた物資係のアベサン。

映画(邦画)「アイアムアヒーロー」戦闘シーン

画像引用元:東宝WEB SITE 映画「アイアムアヒーロー」製作委員会

アベサンは人柄は良いがトラブルメーカーのようだ。
大量のZQNを連れて来てしまう。

地下駐車場で大量のZQNに挟み撃ちにされてしまった五人。
逃げ場はない。

英雄は「弾の残りは96発、あるだけ倒します」
と戦う事を決意する。
表情には迷いがない。
「英雄君といたら大丈夫の気がする」
と言う、比呂美をみてうなずき、ZQNに向かう。
カッコよくて、英雄らしくない。

英雄無双!クレー射撃の腕前を見せる!

次々とZQNをド派手に撃ち倒していく英雄。
見事な腕前である。
銃弾はZQNの頭にほとんど命中している!

そんな英雄を見て、まずは藪が斧で参戦する!
サンゴは伊浦のボウガン、アベは鉄パイプで戦い始めた。

だが、次第に数が多いZQNに追い込まれていく。

完全に囲まれたサンゴは何ヶ所も噛まれる。
その為英雄に自分もろとも撃ってくれと叫ぶ。
英雄は躊躇したが、もう助からないサンゴを見て叫びながら撃つ。

アベもZQNになってしまった自分の奥さんに噛まれてしまう。
サンゴが落としたボウガンの矢で妻を仕留める。
その後、自分の口を開けてボウガンを放つ・・・。
妻をこのままにはしておけないと、最後の使命だったのだろうか?
座ってうつむいたままの最期がむなしい。

英雄は挟みうちにされた全てのZQNを倒していた。

ラスボス!?陸上ZQN!

やっと終わったと思ったが、屋上の人を全滅させた陸上ZQNが現れた!
英雄は応戦するが、動きが素早く、頭に命中できない。

さらに最悪なタイミングで弾切れになってしまう。

しかし、数メートル先に、落とした弾を見つける!
走る英雄。陸上ZQNも向かってくる!

急いで弾を拾い装填し、間一髪で銃を放つ!
目の前で撃たれた陸上ZQNは激しく吹っ飛ぶ。
頭に命中したようだ。

目を会わせて笑う、英雄と藪。
しかし、陸上ZQNは頭が半分になっても立ち上がる!
「うそだろ」と愕然とする英雄。

陸上ZQNは藪と比呂美に襲いかかる。
今度こそ残弾はない。

二人に襲いかかる直前で、駆けつけた英雄はなんと銃でフルスイングする!

またもや吹っ飛ぶ陸上ZQN。
完全に頭がなくなった陸上ZQNはもう動かない。

車で脱出成功!富士山を目指す?3人

車でアウトレットモールを脱出した3人。
藪は運転しながらタバコを吸っている。
助手席には比呂美。後部座席には英雄。

藪は「私の本当の名前は小田つぐみ」と打ち明ける。

あんたは?と聞かれた英雄(ここで付けられた呼び名はメガネだった)。

「鈴木ひでお。ただの英雄です」

自己紹介になると必ず、えいゆうと書いて英雄ですと自慢げに言っていたが・・・。
初めて気が抜けたようにただの英雄と話す。

英雄は疲れた表情で車外を眺める。ため息もつく。
冴えない表情はなぜなのか?
やっと助かったという安堵なのか?
比呂美と小田を救えてほっとしているのか?
ZQNとはいえ、元人間を撃ちまくってしまった罪悪感を感じているのか?

小田が運転する車はどこに向かっているのだろうか?
英雄をまぶしい光が照らす。

ーーーエンディングーーー

映画アイアムアヒーローの感想(ネタバレあり)

冒頭でもお話しましたが、本当におもしろかったです!

アイアムアヒーローが実写版で見れるのは、この上なくうれしいですが、正直見るまでは期待はできませんでした。

日本の映画だから規制は厳しい。
銃が猟銃以外ない世界でゾンビパンデミックはアクション不足になる。
それにあのすごいボリュームの原作を2時間で凝縮する事は不可能?
原作のグロさを出せない事は全く別の話になってしまう。
ゾンビとの戦闘シーン、パニックのシーン、カーチェイス等も中途半端になってしまうのではないか?
なにより、映画版が原作の漫画版とかけ離れてしまうのは、原作のファンとしてとても悲しい。

などと思っていましたが、良い意味で裏切られました!

銃は英雄の猟銃のみでしたが、アクション度は満点でした!
ゾンビを銃で一網打尽にするシーンは爽快そのもの!

序盤のパンデミック発生時のパニック、カーチェイスもかなりすごかったです!

最大の難題(?)は、原作のグロさをどう表現するのか?と思いましたが、ストレートに表現してます(笑)
変な小細工はなしでしたね。

これなら私のような原作からのファンも大喜びではないでしょうか?

ウォーキングデッドとは一味違う、ゾンビの怖さ

ゾンビといえば、現在も放映中の海外人気ドラマ『ウォーキングデッド』。
私もウォーキングデッドの大ファンですが、同じゾンビでもかなり違いがありますね。

アイアムアヒーローの世界のゾンビ(ZQN)はとにかく怖いくて不気味です。
まず飛び出ている目が怖い。
四つん這いで這って動いたりする動きも怖い。
追いかけてくるのも速くて怖い。
ザコ扱いされるノロノロゾンビとは違います。
かなりの強敵です。

特に怖くて不気味だったZQN

○てっこZQN

○みーちゃんZQN

○カズレーザーZQN

○伊浦ZQN

○陸上選手ZQN

てっこZQNが一番こわかったと言う人が一番多いのではないでしょうか?
顔といい、ホラー映画そのものの動きといい、恐ろしかったです。
しかも序盤でしたし。
みーちゃんZQNもてっこZQNと同じような怖さがありました。

序盤の市街地でのパニックシーンで、お笑い芸人メイプル超合金のカズレーザーさんがZQN役で出ていましたね。
笑いながら人を襲うシーンは恐ろしかったです。
ちなみに会い方の安藤なつさんもZQNで出演していました。

アウトレットモールの支配者だった伊浦。悪者らしく結局はZQNの仲間入りに。
自分で潰した両目から血を流していました。
笑いながら藪と比呂美を追いかける姿はすごく怖かったです。

気持ち悪さNO.1がやはり陸上選手DQNでしょうか。
無表情が気持ち悪かったです。

 

映画アイアムアヒーローのラストを考察する

英雄、藪、比呂美の3人で無事逃げる事が出来ました。
が、この終わり方って、「次回につづく」ですよね!?

ちなみにこのシーンは原作の漫画版と同じ展開です。
細かく言えば脱出に使った車は、藪の車で日産マーチ。
映画版では伊浦の外車でした。

終わり方は、ハッピーエンドと言えばハッピーエンドでしたが・・・。
英雄の疲れ切った表情。何かを思いつめているのか。

漫画版ではこのシーンは第8巻にあたります。
つまりこの映画は原作の1巻~8巻までの話でした。

映画アイアムアヒーローの続編は?

次回につづくよと言うような、製作陣からのメッセージにも見えたラストシーン。

これだけ最高の映画にしてくれたとなると、次が見たいに決まっています。

2019年1月現在、続編の情報はありませんが、勝手に期待して予想します。
今後の展開もやはり原作をベースに進むでしょうから、
第9巻からの話となると思うので、以下、原作のネタバレになります。

原作の漫画版アイアムアヒーローのネタバレあらすじ

 

原作である漫画版のアイアムアヒーローは週刊ビックコミックスピリッツで連載されていました。
単行本は22巻で完結されています。
作者は花沢健吾さんです。
ちなみに花沢先生の代表作は『ボーイズ・オン・ザ・ラン』もあります。
ゾンビものではありませんが、映画、TVドラマにもなった人気作です。

漫画版アイアムアヒーローは映画版が上映された2016年4月時点では連載中でしたが、現在は完結しています。

 

以下、漫画版の9巻から先の重要点ネタバレ
○英雄と小田が恋に発展する。
○小田の妊娠が発覚する。相手は英雄ではない。
○英雄が正体不明のZQNに飲み込まれる。しかし助かる。
○小田と比呂美が英雄を巡って対立する。その対立は最悪の悲劇を呼んでしまう・・・。
○英雄と比呂美が恋に発展する。一応きちんとした感じで。
○久喜幕府の一味が登場。小田の妹もいる。
○池袋の高層ビルに立てこもった大きい組織が登場する。その中に中田コロリがいた!

映画アイアムアヒーローの続編の展開は?

どう原作からアレンジされていくのか?
映画版の続編は2作目のみなのか?3作目と続くのか?
等が大きなポイントになりますね。

原作の最重要ネタバレになりますが・・・
○小田は退場してしまうのか?
○久喜幕府、池袋の組は登場するのか?
○中田コロリは活躍するのか?
○英雄と比呂美は恋に発展するのか?
○比呂美は大型ZQNに引き込まれてしまうのか?
○原作と同じ、一番衝撃的なラストが再現されるのか?

等が続編の予想ポイントとなります。
長澤まさみさんが退場してしまうとか、原作と同じラストになるとか
考えただけで衝撃的です(汗)

映画アイアムアヒーローの原作(漫画版)との違いは?

アイアムアヒーローの漫画版は読んだけれど、映画版は観るかどうか迷っている。
という方向けに、映画版と漫画版の違いをお話します。

てっこは英雄を認めてくれている良い彼女。ではない!?

漫画版では、ダメな英雄を寛大に受け止めてくれるてっこ。
ところが、まるで違う人物のように映画版はヒステリックです。

中田コロリとてっこが無関係?

漫画版では英雄と付き合う前、中田コロリと付き合っていたてっこ。
映画版では、中田コロリとの仲は描かれていません。

 

三谷の最期が異なる

漫画版では事務所から英雄と出て、歩道橋で飛行機に接触してしまいますが、
映画版では事務所内で先生に噛まれ自決してしまいます。
どちらにせよ衝撃的な最期でした。

比呂美との出合い方が違う

漫画版では英雄が逃げ込んだ富士の樹海で偶然出会いますが、
映画版では市街地でパニックの中出会います。

荒木が登場しない

漫画版では英雄と比呂美をピンチから救い、車に乗せてくれた荒木。
残念ながら映画版では登場すらしませんでした。

 

伊浦はもっと冷静で、サンゴはもっと残酷、目黒が登場しない

漫画版では皆の携帯を没収し、支配者ぶりが徹底していた伊浦。
言動や手錠を持っていた事から元警察官であるとされていましたね。
比呂美を撃つのを躊躇した一面もみせています。
冷酷で怖い伊浦が掘り下げられて描かれていました。
映画版ではそこまでは描かれていません。

漫画版でサンゴは本当のクズっぷりでした。
映画版では猟銃を扱う英雄を慕うようになります。
演じているのが、岡田義徳さんなので、本物の悪には見えづらい点も私はありました(笑)

漫画版では、リーダー各には伊浦、サンゴ、目黒の3人がいました。
映画版では目黒は登場しませんでした。
目黒も手ごわい悪役だったので見てみたかったですね。

ブライ(村井君)が登場しない

漫画版では、数少ない英雄の味方がいました。
ミリタリー好きな村井君です。
しかし、映画版では登場しませんでした。
貴重な仲間で、サンゴ達にも賛同しなかったので良いキャラでした。
映画版でも村井君が見たかったので非常に残念です。

比呂美が活躍しない

こちらは、映画のレビューサイトで多くの口コミがありました。
「漫画版では超人の力で活躍した比呂美が映画版では寝てるだけ」
「なぜ、比呂美が活躍しない」
「英雄とのコンビで活躍がみたかった」
などなど。

メインのヒロインですからね。
活躍の場は少なかったように感じます。

あまりにも衝撃的だった漫画版アイアムアヒーローのラスト

何の謎も解決されずに終わってしまいます。
英雄がぽつんとひとり東京で生かされます。

そもそのZQNとは何なのか?
比呂美を吸収した大型ZQNは何なのか?
比呂美はどうなってしまったのか?
なぜ英雄以外の生き残りの人間がいないのか?

人間もいない。ZQNでさえいない。
いるのは鹿などの野生生物のみ。
ネズミに貴重なカップ焼きそばをかじられる。

そして、東日本大震災。
え・・・?
最期は英雄の「かかってこいよ、俺の人生」。

完全に対照的な英雄とコロリの勝ち組と負け組を描いたのでしょうか?

コロリは脱出した離島で漫画をせっせと描いている。
尊敬する英雄に認めてもらいたい為なのに・・・。

Amazonレビューが荒れた!?最終巻の22巻!

単行本を販売しているAmazonのレビューが荒れています。
購入した人が怒りを上げています。

○何だこのオチは?
○ありえないラスト。いままで読み続けたのは一体なんだったのか?
○アイアムアヒーローの最後がこんなだって一体誰が予想した?
○ラストを語る気さえないね・・・。

無理もないでしょうね・・・。
すっきりしない終わり方の上を行く、終わり方だったのでしょうか・・・。

 

エンディグ曲は?

エンディング曲はアメリカ民謡の「峠の我が家(Home on the Range)」です。
誰もが聞いたことがある曲ですね。
エンディングの曲だけではなく、
○神社で比呂美のアイポットからの曲=小さい時よくお母さんが歌ってくれた曲
○英雄が屋上のテントで口ずさんだ曲
にも使われていました。

映画アイアムアヒーローはグロい?怖い?

極論をはっきり言ってしまうと、グロい、怖いシーンはたくさんあります。
主にZQNが襲ってくるシーンですね。

★おすすめできない人
とにかくグロ、怖い映画が絶対にいやな方

☆おすすめできる方
ゾンビ映画が好きな方
ホラー映画、なかでもアクションが好きな方
映画で刺激や爽快感が欲しい方
主人公が成長して行く姿が見たい方

 

以上、「映画アイアムアヒーローの動画を無料で視聴する方法!」の記事でした。

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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